2004年03月06日
こころとからだのワークショップ
投稿者:多文化共生教育・研究プロジェクト 【地域貢献特別支援事業活動】
発育期にある子どもたちは、からだとこころの健康バランスをくずしやすくなっています。そこで、子どもたちに栄養や保健の正しい知識を伝え、体験的に学んでもらおうと、「からだとこころのワークショップ」を開催しました。
当日は4つのワークショップが開かれ、からだとこころの健康づくりの楽しさ・大切さを学ぶ機会となりました。
《パラシュートでこころとからだを伸びやかに》
- 担当:PCDC群馬県・群馬大学「多文化共生研究プロジェクト」 学生スタッフ
- 場所:展示ホール棟2階「展示ホール」
- 開催時間:13:15〜14:00
パラシュート遊びとの出会いは、平成15年度教員養成学部フレンドシップ事業の一環である「第4回教員研修連続ワークショップ」で開かれた「すぐに活かせる体育遊び」という講座でした。
この講座で仁井田千寿先生(大泉保育専門学校非常勤講師)を講師として迎え、簡単なストレッチや手遊び、そして大きさ直径約9メートルのパラシュートを使ったあそびを教えていただきました。
パラシュートあそびに魅了された学生スタッフたちの声を受けて、「地域貢献活動学生協力者養成講座」でもこれを取り入れ、ペルー学校イスパーノ・アメリカーノ学院の生徒たちと交流をしました。
こうした体験をもとに、今回は「からだとこころ」をひらく活動としてスペイン語とポルトガル語のかけ声も組み込んだパラシュートあそびをすることになりました。
![]() |
|
![]() |
![]() |
パラシュートの上で ボールを転がせば、 「巨大ルーレット」の完成! |
ウノ(UNO)!ドス(DOS)! トレースッ(TRES)!」 スペイン語のかけ声に合わせて パラシュートを上下させます。 |
《すくすくカルタで「食」を学ぼう》
- 担当:群馬県食品安全会議 川田純子さん
- 場所:展示ホール棟2階「和室」
- 開催時間:1回目14:00〜15:00、2回目15:30〜16:30
県食品安全会議が食の安全や望ましい食習慣などをテーマにして作成した
「遊びながら食を学ぶすくすくカルタ」。(右写真)
カルタあそびを通して子どもたちが「食」について反復して楽しみながら
学習することをねらいとして作られました。
カルタの読み句は一般から公募し、応募のなかから44句が選定されました。
この食育カルタは、県内すべての幼稚園と保育所に配布されています。 また家庭内で遊べるように、小型の家庭用サイズが2004年4月から 発売されています。
《サルサ!サルサ!サルサ!》
- 担当:ペルー学校イスパーノ・アメリカーノ学院の子どもたち
- 場所:展示ホール棟2階「展示ホール」
- 開催時間:15:00〜15:45
伊勢崎市のペルー学校イスパーノ・アメリカーノ学院の子どもたちによるサルサ講習を行いました。サルサの初歩のステップからはじまる親切な講習で、国籍や年齢を超え、参加者はサルサを通してひとつとなりました。イスパーノ・アメリカーノ校長、島袋ルイス先生によるステップの説明からはじまります。
留学生スタッフもスペイン語通訳として場を盛り上げました。
最初はイスパーノ・アメリカーノ校の子どもたちによるダンスの披露。お揃いの衣装は子どもたちの手作り。徹夜で準備してくれたそうです。
エスコートしてもらいながら実際に踊ってみました。みんなステップを覚えるのに必死です!
《カポエイラに挑戦》
- 担当:群馬大学医学系研究科職員 城下卓也さん
- 場所:展示ホール棟2階「展示ホール」
- 開催時間:16:00〜16:45
![]() |
![]() |
ビデオによるカポエイラの説明。 本場ブラジルのカポエイラの映像にみんなくぎづけです。 |
ブラジルの精神・歴史・音楽・スポーツが融合された伝統格闘技カポエイラに挑戦しました。会場では、群馬大学の城下卓也さんと師匠のリマ・ウィルソンさんたちとともに、踊りのリズムを刻む楽器の演奏も体験でき、ブラジル文化に親しむ機会となりました。