少子高齢化社会の日本。その社会変化の中で日本語を母国語としない外国籍の住民が増えています。
さまざまな言語や文化を持つ人々と共に生きる地域づくりは、現代社会の大きな課題のひとつとなっています。
群馬大学では、そうした多文化地域で活躍できる、「共生マインド」をもったプロフェッショナル(教員・医師・看護師・エンジニア・行政関係者・起業家等)を育成していきます。
このプログラムは、文部科学省の特色ある大学教育支援プログラム(平成17年~20年度)にも選定されました。
1990年度の出入国管理及び難民認定法改正以降、外国籍住民の定住化が進む群馬県では、多文化共生社会の構築は、近未来の日本を考える上で最も重要な地域課題のひとつとなっています。 その解決のため、本学では共生マインドをもつ専門的職業人の育成を行います。
- 外国人集住地域の実態を構造的に把握し課題を抽出する力の育成
- 地域間・人材間を協働ネットワークにする力の養成
- 多文化共生社会の構築に求められる対応策を専門領域から検討し実践できる人材の養成
これらの目標は、地域協働ネットワークを活用した全学的・総合的カリキュラムにより実践されます。具体的には、
- 多文化共生支援拠点の活用
- 協働型課題解決プロジェクトの推進
- 多文化共生インターンシップの実施等を組み込んだ教育カリキュラムを通して、共生マインドをもって多文化地域で活躍できる教師・医師・保健師・看護師・エンジニア・行政職員等を養成します。